毒親⑪ 家族を洗脳したがる「カルト」な親の恐怖


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「洗脳」「支配」「コントロール」「干渉」「心の傷」毒親の「毒」はいろいろな言葉で表現されますが、

中には本当に洗脳を得意とする毒親がいるそうです。

臨床心理士のダン・ニューハースはそのタイプの毒親を「カルトのような親」と命名します。

このタイプの毒親は文字通り「カルト教団の教祖」のように振る舞うのですが、注目して欲しいのは

「教団」という集団が比喩に用いられているところです。

カルト教団のメンバーが教祖の影響下に置かれているように「カルトのような毒親」がいる家庭は家族全員がその毒親の影響下にあるわけですね。

そういった意味では「自分の家庭は何かおかしい」と感じる人の親は、このタイプの毒親なのかもしれません。

1.特徴と洗脳の動機

「カルトタイプ」の毒親は「完全主義者タイプ」の毒親と特徴が被るところが多いのですが決定的に違うところもあります。

「完全主義者タイプ」の毒親の特徴をいくつか挙げると

「子どもを所有物だと思っている」「支配欲が強い」「理想が高く粗探しばかりをする」などかあります。

では「カルトタイプ」の毒親にはどのような特徴があるのでしょうか。

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1-1.「カルトタイプ」の毒親の特徴

  • 厳格なルールや信条で家族全体をコントロールする。
  • 異議の申し立てや質問を許さない。
  • 予想外のことや裏切りを極度に恐れる。
  • 外部の人間を信用しない。

また、「カルトタイプ」というだけあって、このタイプの毒親はカルト教団の教祖に似ているそうです。

1-2.カルト教団の教祖の特徴

  1. リーダーは偉大な人物だとされ特別な待遇を受ける。
  2. メンバーの行動は管理される。
  3. リーダーや他のメンバーに対する異議の申し立てや質問は許されない。
  4. 教団に対する裏切りは許されない。
  5. メンバーと非メンバーを明確に区別する。

このように以外はほぼ同じなのですが、

「カルトタイプ」の毒親も自らがルールを作り命令を下したり、異議申し立てを受け付けないため他の家族とは一線画しているとも言えます。

1-3.猜疑心・怖がり

このように「カルトタイプ」は家族の中で特別な位置を占めるのですが、

「完全主義者タイプ」のように他の家族を支配したいというより家族と一体感を持ちたいという欲求があるので、命令したがるのでしょう。

カルトタイプの特徴を一言で言うと「猜疑心が強く怖がりで他人に脅威を感じやすい」といった所でしょうか。

そういった性格のため一体感のある集団を求めるということです。

しかし

愛情によって一体感を作るというよりは、やはり「洗脳」をして離れられないようにするといった感じです。

特に

内部(家族)と外部(家族以外)を明確に分け「内部の人間こそ素晴らしく外部の人間は危険だ」と主張すること

は洗脳でよくあるパターンです。

1-4.良い洗脳と悪い洗脳

と言っても

「洗脳=悪」ではありません。良い洗脳と悪い洗脳があります。

良い洗脳は「巧みな動機づけ」と言えばよいかもしれません。

リーダーシップのある人や教育の上手い人は「自分たちは素晴らしいチームだ」という形で皆を鼓舞し目標へ導いていくのが得意です。

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しかし、

  • 目標はリーダーが一方的に押しつけるものだったり、破壊的なものだったりする。
  • リーダーが他のメンバーの行動を管理したがる。
  • 外部の人間をやたらと攻撃したがる。

などの特徴があれば悪い洗脳というか危険な集団になるでしょう。

こういった傾向を持つ親はやはり毒親で、

子どもはある程度の年齢までは従順に育つかもしれませんが、成長するにつれて多くのトラブルを抱えてしまいがちです。

2.独立への道

「カルトタイプ」の子どもが被る悪影響は「完全主義タイプ」の子どもが被るそれと基本的には変わりません。

具体的に言えば、自信のなさ「自分とは何なのか」や「生きることの意味」や「失敗を過度に恐れる癖」などを抱えてしまいがちです。

しかも「カルトタイプ」の毒親は外部の人間を遮断しようとするため、

子どもは外部の人間(特に友だち)からの影響や精神的サポートを受けられず、ますます親に依存してしまうことが多々あります。

そうなるとより親からの影響(洗脳)を受けるし、その呪縛から逃れるのは困難になってしまいます。

ですが、「カルトタイプ」の毒親の恐ろしさはこれだけではありません。

2-1.神様のような存在

子どもは親に恐怖を抱くほど、その親に囚われてしまいます。

その典型例が「神様のような親」です。

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これはセラピストのスーザン・フォワードが作った概念なのですが、この場合の神様は「ギリシャ神話に登場する神々」をイメージして下さい。

人間が何か彼らの気に入らないことをすれば、ただちに罰を下した。彼らは優しい神々である必要はなく、公平であることも正義を守る必要もなかった。実際、彼らは気まぐれで、非合理そのものだった。

出典元:同上

このように人間にはわからないルールを定め、それを破ると圧倒的な力で罰を与える恐ろしい存在が「神様のような親」です。

このタイプの親は毒親の一分類というよりも、「神様のような存在に近づくほど毒親の毒性は強くなる」と考えてください。

「カルトタイプ」の毒親は厳格なルールを定めますがそれに疑問を持つことを許しません

その結果

子どもは何が何だかわからないまま罰せられるという神様に対するような恐怖を親に抱くことになるのです。

2-2.兄弟はどう動く?

毒親から解放される上で不安材料になるのは兄弟の存在です。

冒頭でも言った通り「カルトタイプ」の毒親は家族全員を影響下に置きます。

そんな親から解放されようとした場合兄弟(やもう片方の親)がどう動くかは今後の人生を大きく左右します。

いくら「洗脳」とはいえその状態で家庭が安定しているのであれば、

自分のみが親が毒親であることを指摘し、独立をしようとすればその家をかき乱すことになります。それは大きな罪悪感をもたらすでしょう。

しかし

兄弟も毒親の毒を受けてきた仲間でもあるので絆が深まりサポートし合える関係性になれる可能性もあります。

そうなれば非常に心強いのですが、無理に自分の仲間にしようとすれば強く反発されるかもしれません。

ということを踏まえつつ、毒親からの解放の道を探りましょう。

毒親からの解放のプロセスについては

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以上です。ありがとうございました。
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