愛着障害の診断には3パターンあり、診断のされ方で課題も変わる

カルテ

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今回は「愛着障害の診断」について書いていくのですが、どちらかと言うと既に診断された方に向けた内容です。

もちろん

その中には自己診断も含まれるので「自分は愛着障害だと思うのだけれどどうすれば良いかわからない」という方にもお勧めです。

※当サイトでは岡田尊司氏の著作を主に参考にしていますが、岡田氏が拡大解釈した愛着理論への批判もしています。

  • 愛着障害の正しい定義や症状・特徴
  • 治療方法やその副作用、カウンセリングを受ける際の注意点
  • 生きづらさの正体
  • 毒親との関係

などの知識に興味がある方は

愛着障害【全知識】

こちらをご覧ください。

※また、今回の記事は

こちらの「おススメ」を読んでいただいている前提で話を進めます。

1.三パターンの診断

123サイコロ

愛着障害の診断のされ方には3パターンあります。

そして

どのパターンの診断かによってその後の対応の仕方が変わるので注意しましょう。

1-1.その①「自己診断」

これが最も手軽な方法でしょう。

ネット上には多くの「愛着障害の特徴リスト」を載せたサイトがあります。

既に「自分は愛着障害だ」と思っている(自己診断した)方は、その内いずれかの情報に触れたのかもしれません。

ですが

そのような方は愛着障害になる原因をもう一度確認して下さい。

特徴リストにいくら心当たりがあろうと、愛着障害になる原因が当てはまっていなければ愛着障害にはなりません。

例えば

黒くて甘いもの」といってもチョコレートだとは限らないですよね。黒豆かもしれません。そんな感じです。

※愛着障害になる原因の詳細については

1-2.その②「カウンセラーに診断される」

これもオーソドックスなパターンでしょう。

周りにどれくらい居るかはわかりませんが、ネット上には「愛着障害と診断された」という方はたくさん居るようです。

ですが

そのような方たちは愛着障害の「正しい」診断基準をもう一度確認して下さい。

実は、愛着障害には「精神医学で認められたもの」と「そうでないもの」があるのですが、

精神医学的な診断基準を尊重する精神科医からは安易に愛着障害と診断するカウンセラーに対する批判が多くあるようです。

具体的には、愛着障害ではないのにそのカウンセリングを受けると逆に生きづらさが増してしまうということもあるようです。

もちろん、カウンセリングによって生きづらさが解消するならそれで良いのですが、

当サイトでもカウンセリングに対する危険性を指摘しているので、気になる方は

こちらをお読みください。また、精神医学による「正しい」診断基準については

1-3.その③「他の病気に診断中に発覚」

これは意外と言及されないのですが、

他の病気(例えばうつ病)の診察を受けている最中に「愛着障害」と診断されることもあるようです。

うつや不安障害、アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症、境界性パーソナリティ障害や過食症といった現代社会を特徴づける精神的なトラブルの多くにおいて、その要因やリスク・ファクターになっているばかりか、離婚や家庭の崩壊、虐待やネグレクト、結婚や子どもをもつことの回避、社会に出ることへの拒否、非行や犯罪といったさまざまな問題の背景

出典元:岡田尊司『愛着障害』

このようにありとあらゆるものを愛着障害にしようとする、精神科医の岡田尊司氏の意見は特殊だとは思いますが、

カウンセラーによっては岡田氏に近い基準で診断する人もいるかもしれません。ですが、このことからわかるように、

「精神医学から認められていない広い意味での愛着障害」の解釈はカウンセラーごとに異なるというくらいあやふやなのです。

「広い意味での愛着障害」は所詮このようにあいまいなものだと思ってください。

※ただし、精神医学から認められているタイプのものは深刻です。

2.診断された後は

カルテ

ところで、愛着障害と診断された(自己診断も含め)方はどのように感じたでしょうか。

【その③ 他の病気に診断中に発覚】した方の中で親子関係に問題がある事を自覚していた方はすんなりと受け入れたかもしれません。

逆に、深刻に受け止めがちなのは

【その① 自己診断】した方の中で岡田尊司氏の著作で自己診断した方でしょう。

岡田氏の著作の主張を一言で言うと

様々なトラブルの根底には愛着の問題が潜んでおり、それを作ったのは親(特に母親)である

というものです。

岡田氏によるとその事を知ることによる驚きや、親に対する怒りを誰かにぶつけてスッキリすることでトラブルは解消される

らしいです。

ということは

岡田氏に言われなくても親に問題がある事を理解していた方には岡田氏の治療理論はあまり意味はありません。

逆にそれまで親に対して別に恨みを持っていなかった方親を逆恨みするだけで余計に不幸になる可能性もあります。

なぜなら、カウンセラーはカウンセリングによって親に傷つけられたと思い込ませることもできるからです。

というわけで、診断された(自己診断も含め)後はカウンセリングや克服法を試したいと多くの方が思うでしょうが、

以上のような注意点を踏まえるようにしてください。

※ちなみに、カウンセリングを受けるにしても自分で克服するにしても、こちらの4つのプロセスを経ることになります。

以上です。ありがとうございました。
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