愛着障害の子どもや恋人への対応は5つのポイントを意識しよう

シロクマ親子

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今回は「愛着障害になってしまった子どもや恋人に対してどのように対応すれば良いのか」について書いていきます。

一言で言えば「安全基地として振る舞うこと」が理想的な対応法なのですが、

愛着障害の人の視点に立てば「安全基地と出会うこと」が基本的な克服法だと言えます。

というわけで、今回は「良い安全基地になるための5つのポイント」を紹介します。

最初から100点を目指すのではなく、徐々にコツをつかんでいけるようにしましょう。

※当サイトでは岡田尊司氏の著作を主に参考にしていますが、岡田氏が拡大解釈した愛着理論への批判もしています。

  • 愛着障害の正しい診断基準や症状・特徴
  • 治療方法やその副作用、カウンセリングを受ける際の注意点
  • 生きづらさの正体
  • 毒親との関係

などの知識に興味がある方は

愛着障害【全知識】

こちらをご覧ください。

1.「安全基地」になるためには?

安全ヘルメット

安全基地とは

  • 困った時や恐怖を感じた時に助けてくれる存在のこと。
  • 「いつでも逃げ帰れる安全な場所」という意味で安全基地と呼ばれる。

この「安全基地」になるための5つのポイントを紹介します。

1-1.安全であること

精神的に不安定な子ども・恋人にとっては「一緒にいても傷つけられない」というのが非常に重要となります。

よって

まずは名前の通り、相手にとって安全な人物でなければなりません。

※詳しくは

1-2.感受性(共感性)

相手が何を感じ、何を求めているのかを察する力。

これがないと相手が望んでいないこと無神経なことをしてしまい、相手をひどく傷つけてしまうかもしれません。

精神的に不安定な子ども・恋人は特に傷つきやすいため、「感受性」を意識した対応が必要です。

※詳しくは

1-3.応答性

「感受性(共感性)」で感じ取ったことに、実際に応じてあげる能力。

これは

「困った時に相談できる」「いざという時に守ってもらえる」という信頼感につながります。

ただし、先ほどの「感受性」と同様に、相手が望んでいないことをしてしまうのはよくありません。

感受性も応答性も、基本は受け身である。主役は本人であり、支える側ではないのだ。自分の方がすぐに主役になってしまうような人は、良い安全基地にはなりにくい。

出典元:同上

※詳しくは

1-4.安定性

上の3つができる時もあればできない時もあるという不安定さは相手にとってはよくないでしょう。

その場の気分や忙しさなどで対応が変わるのではなく、一貫した対応が出来るように心がけましょう。

※「安定性」は前述した「安定型」と通ずるものがあります。

1-5.何でも話せる

遠慮などせず気兼ねなく何でも話せる相手かどうか、これが最後の条件です。精神科医の岡田尊司氏は

最後の条件は、それまでの4つの条件がクリアされて初めて達成できると言えるかもしれない。つまり、

「何でも話せる」という状態が維持されているかどうかが、良い安全基地となっているかどうかの目安

出典元:同上

と言っています。

※詳しくは

2.対応・克服・予防

ナース

冒頭で、今回の対応法は愛着障害の人から見れば克服法に関わることを述べましたが、

子育ての観点から見たら「子どもを愛着障害にしないための方法(いわば予防法)」にもかかわります。

実は

「安全基地」は子育てにおける概念で、子どもが2歳くらいになったときに登場します。

といっても、精神科医の岡田尊司氏は「2歳になるまでに愛着障害になるかはほぼ決まる」とも言っています。

ですが、いずれにせよ子どもが幼い内に親が安全基地として振る舞うことは愛着にとっては非常に良い事なので、

今回紹介することは是非参考にしてください。

さて、この事からも分かるように「安全基地」を担うのは基本的に

親や養育者なのですが、既に自立していたり、親子関係が破綻していたりする場合はパートナーや恋人が担います。

※ただし、子どもが愛着障害になった場合は「親が安全基地として機能する」以外の対応法が求められることもあります。

子どもが小学生の場合

おススメ

準備中

子どもが中学生の場合

おススメ

準備中

また、子どもが愛着障害になるのを予防するための子育ての詳細は

おススメ

準備中

3.愛着障害の人への対応法【心構え】

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次は「安全基地を目指す上での心構え」についてまとめていきます。

3-1.恋人は治療者?

愛着理論では愛着障害の人のパートナーや恋人に対して「その治療者であること」を求めます。

つまり

自由に恋愛をしたり、楽しく恋愛をしたりするのではなく、サポートに徹することを求めるのです。

岡田尊司氏によると

一生付き合う覚悟で、腹を据えて、その人に関わろうとしている非専門家や家族の方が、愛着障害の修復という点では、大きな力となるだろう。実際パートナーや恋人が安全基地となって受け止めた結果、安定していくケースも多い。

出典元:岡田尊司『愛着障害』

だそうです。

3-2.コミュニケーションが上手い人

「一生付き合う覚悟」や「恋人というよりも治療者として対応しろ」という警句の他に岡田氏は

パートナーや恋人が「安全基地」になるのはぶっちゃけ無理なことが多いから、金はかかるがカウンセリングを受けろ

という発言をします。

この発言をどう受け取るかは各人の自由ですが、

「安全基地=コミュニケーションが上手い人」くらいに捉えて無理なく実践すれば良いかもしれません。

また

自身が愛着障害を持っていて「恋人が安全基地にならなければ自分は治らない」と思っている方も同様です。

むしろ、今回説明することは恋人も求めている事ですから「自分は愛着障害だからコミュニケーションはできない」という固定観念は捨て

自分からも能動的にコミュニケーション出来るようになって下さい。そもそも「恋愛」とはそういうものですから。

3-3.本当に愛着障害?

これは非常に重要なことなのですが、

専門家の中には「愛着障害でもないのに愛着障害としての対応法を取ると、余計に生きづらさが増してしまう」と指摘する人もいます。

なので、「子ども・恋人・自分は本当に愛着障害か」を再度確認するようにしましょう。

4.注意点と別の対応法

というわけで今回は「愛着障害の子ども・恋人への対応法」を紹介しました。しかし、どんな方法にも注意点は付き物で、

この「安全基地による対応法」も

いろいろな注意点を踏まえなければ、子どもや恋人の精神状態は余計に悪化するし、子どもや恋人との関係も破綻しかねないのです。

というわけで、こちらの記事

も参考にしながら、今回の対応法を実践してください。

その際重要なのは愛着障害を克服する側も受け身になり過ぎず、安全基地に対する思いやりを持つことです。

また、今回の対応法とは別に「安定型愛着スタイルによる対応法」というものもあります。

こちらの対応法の方がとっつきやすいと思うので、是非参考にしてみてください。

以上です。ありがとうございました。

※「愛着障害」に関する全記事はこちら

愛着障害【全知識】
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