毒親を4つのタイプと7種類の「行動パターン」で細かく分析


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今回のタイトルは【毒親を4つのタイプと7種類の「行動パターン」で細かく分析】なのですが、

「タイプ」と「種類」はおおよそ同じ言葉なのでややこしく感じる方もいるかもしれません。しかし、このタイトルの趣旨は、毒親を

  • 「どのような経緯で毒親になったか」で4つのタイプに分類する
  • 「どのような行為を子どもにするか」で7つの種類に分類する

ということ指していると思ってください。

この「4つのタイプ」と「7つの種類」の中には重複していると思われるものも存在しますが、

この2つを掛け合わせたもので毒親の分類がわかり、対策の仕方もわかります。

ちなみに

4つのタイプ→精神科医の水島広子氏、7つの種類→セラピストのスーザン・フォワード氏の考え方を参考にしています。

別の基準でタイプ分けするサイトや、特徴を列挙してそれを毒親の種類と考えるサイトもありますが、

当サイトでは水島氏とフォワード氏による分類方法が最も優れていると考え、これらを参考にさせていただきます。

というわけで、そろそろ本編に入りましょう。

1.七種類の行動パターン

そもそも「毒親」という言葉の由来はスーザン・フォワードの著作『毒になる親』にあるのですが、

この著作でスーザン・フォワードは毒親を7種類の行動パターンによって分類しているようです。

7種類の行動パターン

  1. 神様のように振る舞う
  2. 義務を果たさない
  3. コントロールばかりする
  4. アルコール中毒である
  5. 残酷な言葉で傷つける
  6. 暴力をふるう
  7. 性的な行為をする

これらの行動パターンが見られる親は「毒親」と呼ばれます。

それぞれの種類の毒親が何をするのかは名前を見れば予想がつくと思いますが、「神様のように振る舞う」はわかりにくいかもしれません。

実はこれはこの分類の中でも別格であり、その他全ての種類の毒親の根底にもあるようなパターンでもあります。

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さて、スーザン・フォワードの「7種類の行動パターンによる毒親の分類方法」を重宝する理由は、

スーザン・フォワードによる毒親の分析やそれぞれの種類の毒親ごとの対策法が参考になるから、だけではありません。

「毒親の定義」の過剰な拡大解釈を避けるためでもあります。

昔、「アダルトチルドレン」という言葉がありましたが、一部の精神科医が拡大解釈させまくった結果、

よく分からない言葉になり死語になってしまいました。

それを避けるために、スーザン・フォワードによるしっかりとした毒親の定義を把握しておくわけです。

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ところで「毒親への対策」という観点で言えば、次に見る水島氏による分類も優れています。

2.毒親の4タイプ

水島広子氏は「どのような経緯で毒親になったか」で毒親を4タイプに分類します。

2-1.発達障害または非定型発達のタイプ

まず、考えられるのは「発達障害のタイプ」なのですが、

  • 社会生活に支障を来すレベル→発達障害
  • 社会に順応しているものの傾向としては発達障害→非定型発達

というふうに呼ばれることに注意しましょう。

そして

毒親の定番とされているのは「非定型発達タイプ」の親です

精神科医の高橋和巳氏も

Dタイプの親軽度の知的能力障害だ」という言い方をしていましたが、これは「未定型発達」のことを指しているのでしょう。

※Dタイプの親については

※ちなみに、

発達障害とは、生まれつき脳の一部の機能に障がいがあることからくる「特性」を指します。病気ではないこと(つまり、治るものではない)、先天的なものであることに注意を払う必要があります。

出典元:水島広子『「毒親」の正体』

さて、「非定型発達」は、さらに以下の2つのタイプに分類されるようです。

2-1-1.自閉症スペクトラム障害(ASD)タイプ

昔は「広汎性発達障害」と呼ばれていました。「アスペルガー症候群」もこれに含まれるようです。

ASDタイプの人は

自分が理解したルールの範囲内でしか行動しません。

この特徴は対人関係において、以下のように不利に働きます。

  • 自分なりの意見は持っているが、「それをしてしまうと、○○のようになりませんか」と質問されるとフリーズしたり反抗的になったりする。
  • 会話などで相手の表情や行動読むことができない。通常の会話は「こう言ったら相手はこう思うに違いない」といった予測配慮の上に成り立っているが、それができないため自説を押し付けがちになる。
  • 予想外の出来事が起こるとそれに対して異常な警戒心を持つようになる。例えば、「2丁目のアゴなり公園で巨大人食い蛇が見つかった」という噂が立ち、それに大きな衝撃を受けた場合、「アゴなり公園」に異常な警戒心を持つ。
  • 周りから見たら変なこだわりをもっている。

「相手の表情が読めない」というのは単なる比喩表現ではありません。

ASDタイプの人は本当に相手の表情がわからないため、気持ちを察することができないようです。

2-1-2.注意欠如・多動性障害(ADHD)タイプ

多動性障害」は大人につれだんだんと収まっていくことが多いため、毒親との関連でいうと「注意欠如」の方が重要です。

注意欠如の人は

現在の自分が注意を奪われているものに沿って行動をします。

この特徴は対人関係において、以下のように不利に働きます。

  • 普段は家庭のことを考えるように心がけていても、一度仕事に注意が奪われると仕事のみに集中してしまうので「前に言っていたことと違う」と思われることが多々ある。
  • 言動に一貫性がないといっても論理力がないわけではないので、相手に自分が正しいことを納得させることに集中してしまうと、相手に配慮せずに言いすぎてしまうようになりがち。

2-2.不安定な愛着スタイルを持つタイプ

「不安定な愛着スタイル」を持っている親は毒親になる可能性が高いようです。

※不安定な愛着スタイルについては

不安定な愛着スタイルには「不安型」、「回避型」、「恐れ・回避型」の3つのタイプがあります。

2-2-1.不安型タイプ

「不安型」の愛着スタイルを持つ親の中には、(…)「子どもは自分など必要ないのではないか」「子どもは自分を嫌いになったのではないか」ということを恐れている場合があります。

出典元:同上

その結果子どもに過剰に気遣いをさせるようになり、子どもの自立心を奪うことになります。

また「不安型」の人は性的な関係によって他人から必要とされたがる傾向があります。

母親がそうであった場合はいわゆる「母親であることよりもメスであることを優先させる女性」になってしまいます。

※「不安型」が身に付く原因克服方法については

2-2-2.回避型タイプ

「回避型」の親はもともと情緒的な関係を築くのを避ける傾向にありますが、最悪の場合ネグレクトをしてしまうこともあります。

ただし先述したように、この「ネグレクト」はいろいろと拡大解釈されがちな言葉なので、

ネグレクトとは

育児放棄」とも訳され、たとえば食事を適切に与えない、おむつやトイレの世話をしないで放っておく、長時間、家や車内に置き去りにする、などがあげられます。

出典元:友田明美『子どもの脳を傷つける親たち』

という定義を覚えておきましょう。

※「回避型」が身に付く原因克服方法については

2-2-3.恐れ・回避型タイプ

「恐れ・回避型」は不安型と回避型を組み合わせた複雑なタイプです。

2-3.うつ病やトラウマなどの臨床的疾病が原因のタイプ

うつ病PTSDにかかった親は、子育てに適した精神状態でなくなるなるので毒親になってしまうことがあります。

PTSDとは

トラウマ反応1カ月以上続くことを指します。

そして、

トラウマ反応とは

  • 大きな事故災害などの後、ふとした瞬間に怖い記憶がよみがえる
  • 怖い記憶に繋がるものを避けたがる
  • 眠れなくなる。

などのネガティブな反応が見られるようになることを指します。

さらに水島氏は「アルコール依存症の親」もこのタイプの毒親だとしていますが、これは先ほどのスーザン・フォワードの分類にも出てきます。

このように、2つの分類方法には被る部分もあるのですが、いずれにせよ/p>

このタイプの毒親は毒親自身が抱えている問題を解決すれば毒親ではなくなり、子どもの方の精神状態も安定するようです。

また、「Aタイプの親」に関する研究も問題の解決に貢献しそうです。

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Aタイプの親

2-4.DVなどの環境が原因のタイプ

劣悪な環境的要因も親を子育てに適さない精神状態にします。その典型例が「親がDV被害者」「親が嫁姑問題を抱えている時」です。

このタイプの毒親も問題となっている環境要因が解決されれば毒親ではなくなるでしょう。

2-5.対策法は?

このように、「どのような経緯で毒親になったか」を把握することは毒親問題を解決することにも繋がります。

「親が毒親ではなくなること」が一番の解決法なわけですね。

もちろん、それが望めない毒親もいます。しかし対応策はまだ他にもあります。

「毒親への対策法」はいずれまとめようと思います。

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以上です。ありがとうございました。
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